小麦が約3年ぶり高値、米国の不作と黒海の混乱で
1970年以来最小の米国小麦作 米国の小麦収穫量はわずか15.3億ブシェルで、1970年以来最小となった。この供給逼迫により、シカゴ小麦先物は約3年ぶりの高値に押し上げられた。
これは価格を押し上げた重要な新たな供給ショックである。
黒海の輸出混乱 ウクライナのドローン攻撃がロシアの港を襲い、黒海の輸出が混乱した。ロシアの8月輸出は半分以上減少し、USDAはロシアとウクライナの輸出予測を引き下げ、世界の供給が逼迫した。
この地政学的出来事が供給を減らし、価格を支えた。
中国の買い付け期待とエルニーニョ需要 中国の購入増加期待とエルニーニョ関連の需要が小麦価格を支え、上昇に寄与した。
この需要側の要因が価格を押し上げる一助となった。
弱気要因が上昇を抑制 米国の輸出販売は年度初来の低水準に落ち込み、前年比64.6%減となった。世界の期末在庫は2億7300万トンに増加し、インドは輸出禁止を解除し、フランスは在庫予測を引き上げたため、価格の上昇は限定的となった。
これらの要因が強気の材料に対する抑制要因となった。