TTB、自社株買いと配当で8年ぶり高値も、INGの売却が上値を抑制
好調な第2四半期決算と8年ぶり高値 TTBの第2四半期利益は予想を上回り、株価は8年ぶり高値に上昇、上半期利益は5.8%増の106億8000万バーツとなった。この利益の強さは同行の収益性を示し、投資家の楽観を促した。
利益が予想を上回ったことは、株価急騰の主要なポジティブ要因。
350億バーツの自社株買いと高い配当利回り 350億バーツの自社株買いで、うち210億バーツを前倒しで完了し、発行済み株式の10.29%を消却した。タイの銀行で最高水準の約7%の配当利回りと相まって、株主に現金を還元し株価を支えた。
自社株買いと配当は直接的に株主価値を高め、株への需要を押し上げる。
新たなウェルス・パートナーシップと中小企業向け信用策 DBS/Webullとの新たなウェルス・パートナーシップや中小企業向け信用策は、年間で最大2000億バーツの貸出を追加する可能性がある。割安なバリュエーションを理由に、証券会社はこれらの施策による成長余地を挙げてTTBを格上げした。
これらの提携と格上げは将来の成長とセンチメント改善を示唆する。
INGの売却とフィッチの不良債権警告 INGの4億7500万ユーロの売却で出資比率は11.6%に低下し、需給の重しとなって上値を抑制した。フィッチは、低成長と不良債権増加により2026年にタイの銀行の利益が縮小すると警告し、TTBの貸出も引き続き減少している。
これらの要因は売り圧力とネガティブな見通しを生み、上値を限定した。
