スターバックス、業績上振れとガイダンス引き上げも、再建コストとリスクは残る
業績上振れとガイダンス引き上げ スターバックスは業績が市場予想を上回り、ガイダンスを引き上げた。既存店売上高は7.9%増と4四半期連続で伸び、利益率は14.4%まで回復した。経営陣は2年間の再建が完了したと宣言した。
これが期間中の株価を押し上げた中核的なポジティブ材料である。
大規模な改装とコスト削減計画 スターバックスは北米の最大9,000店舗を改装するために約10億ドルを投じ、2028年度に営業利益率15%とEPS 3.35~4ドルという目標を掲げ、20億ドルのコスト削減も発表した。
経営陣の自信と将来の利益潜在力を示しており、株価を支える要因となる。
店舗閉鎖とリストラ費用 スターバックスは北米で約250店舗を閉鎖し、3億ドルのリストラ費用を計上する。営業利益率は過去のピークを大きく下回ったままである(世界全体で12.9%、北米で13.6%)。
これらは実際のコストと利益率の圧力であり、株価の重しとなる。
中国と日本の支配権売却 スターバックスは中国、そしておそらく日本の過半数の株式を売却し、収益が減少し、収益性の高い市場の支配権を手放す。株価は今年26%上昇しており、多くの好材料はすでに織り込まれている。
戦略的リスクとバリュエーションへの懸念が上値を抑える可能性があることを浮き彫りにしている。
