パウエル社のデータセンター受注急増が過去最高の受注残を牽引、地政学リスクも
過去最高の受注残と急増する受注 Powellは第2四半期に4億9000万ドルの新規受注を計上し、前年同期比97%増となった。受注残は過去最高の18億ドルに達した。これは将来の収益がすでに大部分確保されていることを意味し、投資家が株価を押し上げている核心的な理由である。
受注の伸びと過去最高の受注残は、株価上昇の根本的な原動力である。
四半期終了後の巨額データセンター受注 四半期終了後、Powellは4億ドル超の単一データセンター受注を獲得し、さらにデータセンターと電力会社向けにそれぞれ約7500万ドルの受注を2件獲得した。これらの受注は、AIによる電力需要が実際の契約につながっていることを示しており、強気の見方を支えている。
4億ドル超の受注は、AIインフラ需要がPowellに流れていることを示す最も明確な新証拠である。
電力、LNG、産業向けに広がる需要 電力部門の売上高は14%増加し、商業・産業部門の売上高は前年同期比35%急増した。LNGや石油化学プロジェクトも受注に寄与している。データセンター以外にも需要が広がることで、成長が単一市場に依存しにくくなり、株価を支えている。
需要の原動力が単一のAI関連受注ではなく広範であることを示している。
中東攻撃とタカ派的なFRBが産業株を直撃 ホルムズ海峡付近でイランのミサイルがタンカーを攻撃したことで原油価格が上昇し、インフレ懸念が再燃した。ちょうどFRBがタカ派に転じたことも重なり、Powellと同業他社は6.4%下落した。燃料費と借入コストの上昇が産業企業を圧迫しており、成長ストーリーに対する現実的な重しとなっている。
これが株価を押し下げる主なリスクであり、需要に関する前向きな材料とのバランスを取っている。
