ナイキの第1四半期ミスと弱いガイダンスで株価が急落
第1四半期の売上高が予想未達、利益超過はかき消される ナイキの第1四半期売上高は112億ドルで前年比4%減となり予想を下回った一方、1株当たり利益は0.48ドルで予想を上回った。中国本土と電子商取引の軟調に起因する売上不足が利益超過をかき消し、投資家が需要減少に注目したことで株価は下落した。
これが今期の株価急落を引き起こした中核的な財務結果である。
弱い2027年度ガイダンスと新たな再建計画 ナイキは2027年度の売上高が1桁台後半の減少、調整後EPSが1.15~1.35ドルになるとの見通しを示し、コンセンサスの1.68ドルを大きく下回った。新たなPace再建計画は2031年までに25億ドルの節約を目指すが、人員削減と10億ドルの費用が含まれ、より長期で高コストな立て直しを示唆している。
ガイダンスの未達と再建計画の詳細が株価急落の主な理由である。
中国売上が22%急減、9四半期連続の減少 中国本土の売上高は前年同期比22%減となり、9四半期連続の減少となった。経営陣はナイキが販促流通を整理するにつれ中国が悪化すると警告した。中国は主要な利益源であるため、その継続的な弱さが株価に重くのしかかっている。
中国の持続的な弱さはナイキの全体的な業績と投資家心理への大きな重荷である。
人員削減と3地域への再編 ナイキは追加の人員削減を発表し、4つのグローバル地域から3つに再編し、インドに新たな拠点を置く。従業員への通知は2027年に始まる。コスト削減を目指す一方で、削減は不確実性と実行リスクを加え、株価を圧迫している。
再編は内部課題と短期的な混乱への懸念を増大させる。