コティのグッチ撤退で現金獲得も、弱い見通しで株価下落
グッチ撤退で4億ドルの現金獲得 コティはグッチのビューティーライセンスを1年前倒しで終了し、ケリングから4億ドルを受け取った。この資金は負債削減と中核のフレグランス事業への投資に充てられる。衰退しつつあるライセンスを失う一方で、投資資金を確保できるため株価を支える要因となる。
今期最大の戦略的出来事であり、コティの資本と今後の事業に直接影響する。
第4四半期の利益低迷と通期見通しの未公表 コティは市場予想を上回る四半期損失を報告し、2027年度は移行期になると述べた。戦略見直しを理由に通期見通しを示さなかった。投資家は不確実性を嫌うため、株価は急落した。
8月20日に株価が14.5%下落した主因であり、実際の利益の弱さを反映している。
売上減少と利益急減 第4四半期の既存店ベース売上高は1%減、調整後営業利益は31%急減した。コティの販売実績はビューティーカテゴリー全体に出遅れている。中核事業が苦戦していることを示し、株価の重しとなっている。
コティの根底にある業績問題を明らかにする重要な営業指標である。
原油高と中東緊張でコスト増 中東情勢の再燃で原油価格が1バレル92ドルを超え、輸送費や生産コストが上昇した。コティも原油と同地域による不確実性を指摘した。コスト上昇は利益率を圧迫し、株価にとってマイナスとなる。
この外部コスト圧力は繰り返し発生するリスクであり、コティの収益性に直接影響する。
