Allstateの第2四半期好決算と自社株買いが災害損失とデータ侵害を相殺
第2四半期決算が予想を大幅に上回る Allstateの第2四半期調整後EPSは$8.99で、市場予想の$5.76~$6.07を50%以上上回り、売上高は4.6~11.8%増の$17.54 billionとなった。引受利益は2倍以上に増えて$2.01 billionとなり、コンバインドレシオは86.6%に改善した。これは中核の保険事業が予想をはるかに超えて収益性が高いことを示しており、株価上昇を支える。
決算の上振れは、今期のALLにとって主要な新たなポジティブ要因である。
投資収益が急増し自社株買いも継続 純投資収益は33.8%増の$1 billionとなり予想を上回った。またAllstateは$4 billionの自社株買い計画の下、自社株買いと配当で株主に$1.3 billionを還元した。投資収益の増加と発行済み株式数の減少はEPSを押し上げ、株価の下支えとなる。
これは主要な利益ドライバーと株価を支える資本還元を説明している。
多額の災害損失が依然として重荷 Allstateは第2四半期に$1.72 billionの災害損失(税引後$1.36 billion)を計上したが、これは前年同期比12.8%減だった。これらの損失は利益を圧迫し、今後の気象関連支払いへの懸念から、株価は同業他社比で大幅に割安な水準にとどまっている。
災害損失はALLのバリュエーションを圧迫する主要な繰り返しリスクである。
データ侵害調査が法的リスクを追加 ランサムウェアグループがAllstateの657,000件の記録へのアクセスを主張しており、法律事務所Edelson Lechtzinが集団訴訟の可能性を調査している。これは法的費用、罰金、評判の毀損に関する不確実性を生み、範囲と財務的影響が明らかになるまで株価の重荷となり得る。
データ侵害はALLにとって新たな規制・法的な懸念材料である。
