NYK、利益見通しを引き上げ、NS Unitedを買収、運賃高で最高値
NYK、通期純利益予想を¥240bnに引き上げ NYKは通期純利益予想を¥195bnから¥240bnに引き上げた。コンテナ運賃の上昇、ばら積み船とエネルギー市場の堅調、円安を理由に挙げている。利益見通しの引き上げは株価を魅力的にし、価格を支える。
今期に株価が再評価されるきっかけとなった中核的な業績上方修正である。
NYK、NS United海運を¥120.6bnで買収へ NYKは1株¥10,600の公開買付けによりNS United海運を連結子会社化する。出資比率は18.55%から83.33%に上昇する。これによりNS Unitedのばら積み船隊と利益がNYKのグループ業績に直接加わり、戦略的拡大となる。
NYKの連結利益の基盤を変える大型M&Aである。
第1四半期利益は33%増、配当は¥240に増額 NYKの4月〜6月の純利益は33.5%増の¥67.1bnとなり、ばら積み船とエネルギー事業が伸びた。年間配当予想を¥200から¥240に引き上げた。利益増と配当増は投資家が株を保有する理由を強める。
業績上方修正が実際の四半期決算と株主還元の拡大に裏付けられていることを示す。
中東の運賃高期待で最高値 NYK株は8月21日に過去最高の¥7,137を付けた。中東情勢の緊張が海運運賃の上昇期待を高めたためである。海運株は広く上昇した。地政学的リスクは運賃を押し上げ、NYKの売上と利益を直接押し上げる。
市場の現在のけん引役と、株価の最高値反応を示している。