任天堂、関税還付とソフトウェアで利益急増も、メモリコストが重荷に
関税還付とソフトウェアで第1四半期利益が150%急増 任天堂の第1四半期営業利益は150.5%増の1425億円と予想を上回り、約3億ドルの米国関税還付と好調なソフトウェア販売が寄与した。これは直接的に利益と投資家心理を押し上げ、株価は5.26%高の8043円となった。
これが今期株価を大きく動かした主な新規材料である。
任天堂、9億3600万ドルの関税還付を請求 最高裁がトランプ関税を無効としたことを受け、任天堂は9億3600万ドルの還付を受ける見通し。これは多額の一時的現金増加で収益性を改善し将来の投資原資となるが、顧客による集団訴訟は還付金の顧客への転嫁を求めている。
利益とキャッシュフローを支える巨額の財務的恩恵を数値化している。
メモリチップ不足でSwitch値上げに追い込まれる AI需要によるメモリ不足でチップ価格が4倍となり、任天堂はSwitch 2とSwitchの値上げを余儀なくされた。価格上昇は需要を冷ます可能性があり、コスト上昇が完全に転嫁されなければ利益率を圧迫し、今後の売上の重荷となる。
最近の利益を相殺しかねない主要なコスト圧力と需要リスクを浮き彫りにしている。
Switch 2ハード販売は34%減だがソフトは好調 Switch 2のハード販売は前年同期比34.4%減の382万台となったが、ソフト販売は9.2%増、初代Switchのソフトは38.6%急増した。この混在した状況はソフトとIPへの依存を示し、ハードの減少は将来の収益にとって懸念材料である。
投資家が評価すべき事業の重要な二極化を明らかにしている。